量子コンピュータ

量子の重ね合わせともつれを使う新しいコンピュータ

普通のコンピュータは「ビット」を情報の最小単位として使います。ビットは「0」か「1」のどちらか一方の値しかとれません。

一方、量子コンピュータは「量子ビット」を使います。量子ビットは、量子力学の「重ね合わせ」という性質により、0と1を同時に表すことができます。

量子コンピュータとは?

量子コンピュータは、「重ね合わせ」や「量子もつれ」といった量子現象を利用して、古典コンピュータでは解けない問題を解くことができる、新しい概念のコンピュータです。

  • 古典ビット: 0 か 1 のどちらか一方
  • 量子ビット: 0と1の重ね合わせ状態(両方同時に)

量子ビットが複数集まると、「量子もつれ」という相関を持った状態を作ることができます。この性質を活かすことで、特定の問題を古典コンピュータよりも速く解くことが可能になります。

量子コンピュータで何ができる?

量子コンピュータが特に得意とするのは、膨大な組み合わせを一度に探索するような問題です。例えば、新しい薬の分子設計、暗号解読、最適化問題などへの応用が期待されています。

現在、世界中でさまざまな方式の量子ビットの研究が進められています。私たちのグループでは、液体ヘリウムや固体ネオンの表面上に浮揚する電子のスピンを量子ビットとして利用する研究を行っています。